クロスフィットを続けていると、バーベルや鉄棒で手のひらに負担がかかり、タコやマメができることは避けられません。
タコやマメを放置してトレーニングを続けると痛みを生じてトレーニングの中断につながります。
最悪の場合、破れた皮膚から細菌感染を起こしてしまう可能性もあります。
そのような事態を避けるために今回はタコの防止や治療におすすめのグッズをご紹介します!
タコとマメの違いとは?
「タコ」は皮膚への刺激を受ける事で角質が硬くなる状態のことを指します。
「マメ」はタコと混同されがちですが、摩擦などで皮膚の表面が浮き、水ぶくれになった状態を指します。
タコが酷くなると硬くなった皮膚が周囲の皮膚を引っ張ってしまうので、痛みを生じる様になります。
また、タコが起因でマメが出来て痛みを生じるという事も良くありますので、迅速なケアが必要となります。
▶ 手のマメを素早く処置する方法が気になる方はこちらの記事をご覧ください。
なぜタコを削るべきなのか?放置すると危険!
タコは硬質化した角質によって周囲の皮膚が引っ張られて痛みを生じるので、硬質化した角質を適切に削る事で健常な皮膚への影響が少なくなります。
また、タコを放置すると以下のリスクがあるため、適切なケアが必要となります。
1. タコが起因してマメとなり、痛みが発生
タコが厚くなると周囲の皮膚を強く引っ張ってしまうので、バーベルや鉄棒を握ったときの摩擦でマメができやすくなります。
マメが破れると生の皮膚が露出し、強い痛みやヒリヒリ感を引き起こし、トレーニングに集中できなくなります。
2. 出血や感染のリスクがある
上述の様にマメが破れると、傷口ができるため細菌感染のリスクが高まります。
汚れたバーベルやケトルベルを触ることで炎症が悪化する可能性もあるので注意が必要ですし、器具に血がついてしまう事で周囲の人にも迷惑をかけてしまいます。
3. トレーニングの継続が困難になる
タコやマメで手のひらに痛みがあると、懸垂やバーベルを使ったトレーニングが思うようにできなくなります。
痛みをかばいながらトレーニングすると、フォームが崩れてケガの原因にもなるため、事前予防が重要です。
タコ対策3種の神器
続いては筆者が実際に使用しているタコ対策グッズを3つご紹介します。
これらがあれば基本的なタコ対策としては問題ないので持っていない方はぜひお試しください。
ゾーリンゲンペディー
ドイツ製の角質削りです。
替刃も10枚付いており、筆者が購入したのは2年前ですが、替刃もまだ残っているので、非常にコスパの良い商品なのは間違いないです。
初めて使う時は特に切れ味の感覚が分からないと思いますので、慎重に薄く削るようにしてください。
ワセリン
削った後にワセリンを手のひらに馴染ませる事で保湿させています。
手のひらの皮を柔らかくして保護する為にも就寝前など手を使わないタイミングでワセリンを塗っています。
ワセリンでなくとも保湿できるものであればお好みのハンドクリーム構いません。
当たり前ですが、ワークアウト前は絶対に使わないでください。
バーベルや鉄棒がめちゃくちゃ滑るようになるので大変危険です。
ジムナスティックグリップ
鉄棒動作を行う際に手のひらを保護してくれるグリップです。
クロスフィットでは懸垂や足上げ腹筋等の動作を全身の勢いを利用して行うため、通常よりも掌への摩擦が大きくなるので、このようなグリップを装着しましょう。
グリップを装着することで握力への負担も軽減され、トレーニング効果も向上します。
ただ、グリップを使用していても高回数を行ったり、強く握りすぎているとタコはできてしまうので上記2製品での定期的な治療もお忘れなく。
タコを削る時の注意点
- タコを削る時は慎重に薄く削っていきましょう。
- 深く削りすぎると健康な皮膚まで削ってしまい、逆に痛みや出血が起きるので注意してください。
- 1週間に1回程度のケアが理想です。毎日削ると皮膚が弱くなる可能性があります。
皮膚が破れてしまった場合の治療
マメの対策記事に詳しくは載せていますが、水で雑菌を洗い流して、キズパワーパッドを貼りましょう。
キズパワーパッドは通常の絆創膏と違って体液を留める事で早期回復を促すものなので貼った後に体液で膨らんでいきます。
そのため傷口に対してぎりぎりのサイズ感のものを貼ると体液が漏れ出てきてしまうので、一回り大きいサイズのキズパワーパッドを貼る必要があります。
まとめ
クロスフィットを続けるうえで、手のひらのタコやマメは避けられないものですが、適切なケアをすることで痛みやトレーニングの中断を防ぐことができます。
今回ご紹介した治療グッズがあなたのクロスフィットライフを向上させられたら嬉しいです。