クロスフィットを始めたばかりの初心者の方だと「何から揃えればいいの?」と悩んでいませんか?
ジムに通い出してから、周りの人が使っているトレーニングギアが気になったり、手にタコやマメができたり…そんな悩みを解決するために、今回はクロスフィット初心者が最初に揃えるべきおすすめギア&アイテムを7つ厳選しました。
クロスフィットをする上で必要なもの・急ぎで不要なものの判断基準も解説するので、無駄な出費をせずに快適なクロスフィット環境を整えられる事間違いなしです!
クロスフィットにギアが必要な理由とは?
パフォーマンスの向上
クロスフィットはウェイトリフティング・ジムナスティック・カーディオなど複合的な要素を組み合わせたトレーニングです。
それぞれの動作に適したギアを使うことで、動作の安定性が増し、よりパワーを発揮できるようになります。
例えば、サッカーではスパイクを履いたり、テニスではラケットの張り具合を調整したりしますよね。
クロスフィットでも適切なギアを使用する事は、単なるサポートではなく、あなたのパフォーマンスを一段引き上げる「武器」として活躍してくれるのです。
ケガの予防と回復の助けに
クロスフィットは鉄棒やバーベル動作が多いので、無理をしてしまうと手のひらや関節への負担が出やすいスポーツです。
そのため、初心者ほど早い段階で怪我予防とケアのためのアイテムを揃えることが大切になります。
こうしたアイテムは「備えあれば憂いなし」。
長く安全にクロスフィットを楽しむための保険として、早めの導入をおすすめします。
初心者が最初に揃えるべきクロスフィットギア&アイテム7選
それでは早速初心者の方がクロスフィットをする上で優先的に揃えてほしいトレーニングギアとアイテムについてランキング形式でご紹介していきます!
1. クロスフィットシューズ
まずはクロスフィットシューズを履く事が最優先です!
サッカーをスパイクで、バスケットをバッシュで行うように、それぞれの競技特性に適した靴を履く事は非常に重要です。
クロスフィットシューズは、ランニングやジャンプ、バーベルリフティングといったクロスフィットにおける様々な動作に対応できるように設計されており、足の安定性や耐久性にも優れています。
また、クロスフィットシューズはクッション性がありつつ、ソールは硬めに作られているため、リフティングやジャンプ動作時に力をしっかりと地面に伝えることができます。
これによりトレーニング中の怪我防止にも繋がります。
反対にランニングシューズのようなクッション性が非常に高い靴は不安定なので避けましょう。
主なクロスフィットシューズはNIKEのメトコンやアンダーアーマーのトライベースが挙げられます。
クロスフィットシューズについてより詳細が知りたい方はこちらの記事も併せてご覧ください。
2. ジムナスティックグリップ
プルアップやトーストゥバー等の鉄棒種目では、鉄棒を握った状態で身体を揺らすので、手のひらに強い摩擦が加わり、素手だとマメやタコが出来ることがあります。
手のひらの皮がめくれてしまうと痛みでトレーニングができなくなってしまうので注意が必要です。
ジムナスティックグリップを使うことで、手のひらをしっかり保護し痛みを軽減することができます。
また、ジムナスティックグリップは滑り止め効果もあり、汗をかいても手が滑ることなく、しっかりと鉄棒を握ることができるため、トレーニングのパフォーマンスが向上します。
ジムナスティックグリップについて詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
3. テーピング(親指の保護用)
クリーン、スナッチ等のリフティング動作を行う際は親指を手のひらの内側に入れるフックグリップと呼ばれるバーの握り方をします。
フックグリップ時は親指への負担が大きく、皮が擦れて痛みが生じやすくなります。
酷い時は皮が破れてトレーニングの中断にもつながります。
テーピングで親指を保護することで、しっかりとグリップを保ちながらも、親指を守ることができます。
粘着力が弱いとWOD中に剥がれる恐れがあるので気を付けてください。
筆者は伸縮性テーピングをまとめ買いしています。
4. 縄跳び(二重跳びが得意でない方)
クロスフィットのトレーニングに欠かせないアイテムの一つが、ジャンプロープ(縄跳び)です。
通常はクロスフィットジムで貸出用のロープが用意されています。
ですが貸出用ロープだと毎回長さが微妙に違うために跳ぶ間隔が変わってしまう事もあります。
ジャンプロープは素材や長さが多種多様に存在しており、自分のレベルに合わせたロープを持つ事でパフォーマンス向上が期待できます。
特にダブルアンダー(二重跳び)が得意でない方、跳べるけどスムーズではないと感じている方は自分専用のロープを購入して練習する事をおすすめします。
縄跳びの詳しい選び方についてはこちらの記事をご覧ください。
5. 角質削り(手のひらのマメやタコの予防に)
クロスフィットでは鉄棒につかまったり、バーベルを握ったりする事で手のひらへの摩擦が強くかかります。
このため手のひらや指の付け根の角質が厚くなり、タコが出来てしまいます。
タコによって周囲の皮膚が引っ張られて痛みを感じる事もありますし、そのまま続けているとマメ(水泡)が出来て、ひどい時は手のひらの皮がむける事もあります。
そのような事態を防ぐためにも定期的に角質削りでタコを除去し綺麗な手のひらにしておく事が重要です。
詳しい情報はこちらの記事をご覧ください。
6. シェイカー&サプリメント
クロスフィットは高強度の全身運動ですので、しっかりと疲労回復や筋力向上に適したサプリメントを摂取する事でより高い効果が見込まれます。
せっかく同じトレーニングを行うなら効果が高い方が良いですよね。
WOD中には水だけではなくEAAを摂取する事で最後までエネルギッシュにやり遂げられます!
WOD終わりにはプロテインやグルタミンを摂ることで疲労回復につながります。
シェイカーとクロスフィットにおすすめのサプリについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
7. ニースリーブ
クロスフィットではスクワット等の膝に負担がかかる動作が多く含まれます。
ニースリーブは、膝関節をサポートしトレーニング中の怪我を防ぐために非常に効果的なアイテムです。
ニースリーブは、膝をしっかりと包み込むことで安定感を向上させ、膝への負担を軽減します。
また、膝を温めて血行を促進する効果もあります。
ニースリーブには膝を温める効果を重視した布製と安定感を重視したネオプレンゴム製があります。
サポート力を実感したい方はネオプレンゴム製から試した方が良いと思います。
ニースリーブについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
今はまだ不要!後回しでもOKなギア
優先的に購入してほしい7つのアイテムの次は今すぐそろえる必要のないアイテムもご紹介します。
これらもいずれは購入したくなるかもしれませんが、まずは先ほど紹介したものから揃えていってほしいです。
1. リストラップ
バーベルを持ち上げる様な動作では、手首に大きな負担がかかります。
リストラップを使うことで、手首の動きを制御し怪我の予防に役立ちます。
ただ、重量が軽いうちは無くても問題ないのと、むしろ軽い重量でもリストラップを使っていると手首の必要な筋肉が鍛えられないのでおすすめしません。
2. リフティングシューズ
クロスフィットではウエイトリフティングも重要な要素の一つです。
リフティングシューズは、ウエイトリフティング動作に特化して作られており、特にかかと部分が高くなっているのが特徴です。
このデザインにより、スクワットやスナッチ、クリーンなどの動作でより深く腰を下ろしやすくなり、安定したフォームを維持できます。
また、リフティングシューズはソールが硬く設計されており、力をしっかりと地面に伝えることができるため、重いバーベルを持ち上げる際のパフォーマンス向上に役立ちます。
一方リフティングシューズはトレーニングシューズと比べて非常に重たい作りになっています。
ですのでリフティング以外の動作が組み合わさったWODの時は適していません…。
値段も3-4万円と高価なのでもっと高重量が扱いたい!となってから購入を検討してください。
3. リフティングベルト
リフティングベルトは、重量挙げなどの重い負荷がかかるトレーニング時に、腰をサポートするために使用されます。
特にスクワットやデッドリフト、クリーンなどの動作では、腰に大きな負担がかかるため、リフティングベルトを使うことで腰を安定させ、怪我のリスクを軽減できます。
また、リフティングベルトを使うことで腹圧が高まり、体幹をより安定させることができるため、より重い重量にも挑戦できるようになります。
リフティングを専門にしている方はベルトも革製でピンレバータイプを使用している方が多いですが、クロスフィットの場合はWODの最中につけ外しすることも多く、簡単に着脱できるベルクロタイプをおすすめします。
ベルトについてもリストラップ同様に軽い重量で着けていると必要な筋力が鍛えられないので、高重量を扱うようになってから購入を検討しましょう。
まとめ
クロスフィット初心者が優先的に揃えてほしいアイテム7選と上達してからでも遅くないギア3選をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
シューズや縄跳び、ジムナスティックグリップなどの基本的なアイテムから、リカバリーを助ける角質削りやサプリメントまで幅広くなりましたが、これらを手にするときっとパフォーマンスが変わる事を実感してもらえるはずです。
ぜひこれら7つのアイテムを取り入れて、クロスフィットをより楽しく、効果的に続けましょう!