クロスフィットは、全身を使った多様な動作で、筋力や持久力、瞬発力を鍛えられるため、多くの人に支持されています。
そんなクロスフィットをさらに楽しみ、パフォーマンスを向上させるためには、適切な道具を揃えることが重要です。
この記事では、クロスフィットのトレーニングに役立つ道具を10個ご紹介します。
1. クロスフィットシューズ
クロスフィットのトレーニングは、多様な動作を繰り返すため、適したシューズを選ぶことが大切です。
クロスフィットシューズは、ランニングやジャンプ、リフティングといった様々な動作に対応できるように設計されており、足の安定性や耐久性に優れています。
特に足元の安定感は重要です。
クロスフィットシューズはクッション性がありつつ、ソールは硬めに作られているため、リフティングやジャンプ動作時に力をしっかりと地面に伝えることができます。
これにより、トレーニング中の怪我防止にも繋がります。
反対にランニングシューズのようなクッション性が非常に高く、推進力が強い靴は不安定感を生むので避けましょう。
主なクロスフィットシューズはNIKEのメトコン、アンダーアーマーのトライベース、リーボックのナノが挙げられます。
2. ジムナスティックグリップ
プルアップやトーストゥバー等の鉄棒種目では、手のひらが鉄棒と強く接触するため、皮膚が擦れたり、豆ができたりすることがあります。
酷い時には掌の皮がめくれてトレーニングができなくなってしまうので注意が必要です。
ジムナスティックグリップを使うことで、手のひらをしっかり保護し、痛みを軽減することができます。
また、ジムナスティックグリップは滑り止め効果もあり、汗をかいても手が滑ることなく、しっかりと鉄棒を握ることができるため、トレーニングのパフォーマンスが向上します。
3. リストバンド
リストバンドは、クロスフィットのトレーニング中に手首をサポートするための重要なアイテムです。
リフティングやプルアップ、ハンドスタンドプッシュアップといった動作では、手首に大きな負担がかかります。
リストバンドを使うことで、手首の動きを制御し、怪我の予防に役立ちます。
また、前述したジムナスティックグリップを使用すると手首に負担がかかるのでリストバンドを併用することをおすすめします。
リストバンドの代わりにテーピングやリストラップを使用する事もあります。
4. リフティングシューズ
クロスフィットではリフティングも重要な要素の一つです。
リフティングシューズは、リフティング動作に特化して作られており、特にかかと部分が高くなっているのが特徴です。
このデザインにより、スクワットやスナッチ、クリーンなどの動作でより深く腰を下ろしやすくなり、安定したフォームを維持できます。
また、リフティングシューズはソールが硬く設計されており、力をしっかりと地面に伝えることができるため、重いバーベルを持ち上げる際のパフォーマンス向上に役立ちます。
一方リフティングシューズはトレーニングシューズと比べて非常に重たい作りになっています。
ですのでリフティング以外の動作が組み合わさったWODの時は適していません…。
値段も3-4万円と高価なのでもっと高重量が扱いたい!となってから購入を検討してください。
5. サムテープ
クリーン、スナッチ等のリフティング動作を行う際はフックグリップと呼ばれるバーの握り方をします。
フックグリップ時は親指への負担が大きく、皮が擦れて痛みが生じやすくなります。
テーピングで親指を保護することで、しっかりとグリップを保ちながらも、親指を守ることができます。
粘着力が弱いとWOD中に剥がれる恐れがあるので気を付けてください。
僕は伸縮性テーピングをまとめ買いしています。
6. リフティングベルト
リフティングベルトは、重量挙げなどの重い負荷がかかるトレーニング時に、腰をサポートするために使用されます。
特にスクワットやデッドリフト、クリーンなどの動作では、腰に大きな負担がかかるため、リフティングベルトを使うことで腰を安定させ、怪我のリスクを軽減できます。
また、リフティングベルトを使うことで腹圧が高まり、体幹をより安定させることができるため、より重い重量にも挑戦できるようになります。
リフティングを専門にしている方はベルトも革製でピンレバータイプを使用している方が多いですが、クロスフィットの場合はWODの最中につけ外しすることも多く、簡単に着脱できるベルクロタイプをおすすめします。
7. ニースリーブ
クロスフィットではスクワット等の膝に負担がかかる動作が多く含まれます。
ニースリーブは、膝関節をサポートしトレーニング中の怪我を防ぐために非常に効果的なアイテムです。
ニースリーブは、膝をしっかりと包み込むことで安定感を向上させ、膝への負担を軽減します。
また、膝を温めて血行を促進する効果もあります。
ニースリーブには膝を温める効果を重視した布製と安定感を重視したネオプレンゴム製があります。
8. ジャンプロープ
クロスフィットのトレーニングに欠かせないアイテムの一つが、ジャンプロープ(縄跳び)です。
通常はクロスフィットジムで貸出用のロープが用意されています。
ですがジャンプロープは素材や長さが多種多様に存在しており、自分のレベルに合わせたロープを持つ事でパフォーマンス向上が期待できます。
WODにはダブルアンダー(二重跳び)がよく出てきますが得意な人は速さを重視して、縄がコーティングされていない物もおすすめです。
※ただし足に当たると痛さも倍増するので初心者は注意してください。
9. ヘッドバンド
クロスフィットの高強度なトレーニング中は汗をかきやすくなります。
ヘッドバンドは、顔や目に汗が垂れてくるのを防ぎ、トレーニングに集中できる環境を作るために役立ちます。
また、クロスフィットではジャンプ動作も多いので、髪が長い方は顔に髪の毛が当たるのを防ぎ、快適にトレーニングを続けることも出来ます。
10. フォームローラー
クロスフィットは全身を使った高強度トレーニングのため、筋肉にかかる負担が大きくなります。
そのためトレーニング後のリカバリーとしてフォームローラーを使うことが推奨されます。
フォームローラーを使うことで、筋肉の緊張をほぐし、柔軟性を向上させることができます。
セルフマッサージとしての筋膜リリースを行うことで、筋肉の疲労回復を促進し、翌日以降もスムーズにトレーニングを続けることが可能になります。
筋膜リリースを行いたい箇所に痛みを我慢できる程度に体重をかけて30秒から1分程度抑え続けてください。
まとめ
クロスフィットを楽しみながらパフォーマンスを向上させるためには、適切な道具を揃えることが重要です。
シューズやベルト、グリップなどの基本的なアイテムから、リカバリーを助けるフォームローラーまで、自分に合った道具を取り入れて、クロスフィットをより楽しく、効果的に続けましょう。