クロスフィットのススメ

CrossFitと言うアメリカ発のフィットネストレーニングをお勧めするブログです。トレーニングが続かない人にこそ読んで欲しいです。

クロスフィット用シューズ「トライベースレイン6」の特徴と他のトレーニングシューズとの違いについて

皆さんはトレーニングの際にどんなタイプの靴を履いていますか?

勿論トレーニングの種類によって適切な靴は変わってきますが、クロスフィットの様な全身を動かすフィットネスプログラムだとシューズに求められる条件も多くなります。

本記事では、クロスフィット用シューズの特徴を 筆者が実際に履いているアンダーアーマー製「トライベースレイン6」の感想を踏まえて紹介していきます。

クロスフィットシューズとランニングシューズやリフティングシューズとの違いについても詳しく解説します。

 

クロスフィットシューズの特徴

トライベースレイン6に限らずクロスフィット用に販売されているシューズは、一般的に次のような特徴を持っています。

 

1. 多用途性

クロスフィットではランニング、ジャンプ、器械体操、ウェイトリフティング、ロープクライミングなど多種多様な動きが含まれます。

そのため、クロスフィット用シューズはさまざまな動作に対応できる設計が施されています。


• ソールの安定性: ウェイトリフティング時に体をしっかり支えられる硬めのソール。
• クッション性: ランニングやジャンプの衝撃を吸収するクッション。
• 耐久性: ロープクライミングや激しい動きに耐えられる素材を用いたアッパー。

 

2. フラットで安定したソール

クロスフィット用シューズのソールはフラットで安定感が高いのが特徴です。

ウェイトリフティングでは重心の安定性が大事になるため、柔らかすぎるソールは適していません。

この安定性がランニングシューズとの大きな違いです。

 

3. 耐久性とグリップ力

クロスフィットでは、ロープクライミングやスピード感のある動きが頻繁に行われるため、耐摩耗性の高い素材や、優れたグリップ力を持つアッパーが使用されています。

 

4. 軽量設計

動きやすさを重視するため、クロスフィット用シューズは軽量化されています。

リフティングシューズほど重くなく、ランニングシューズほど軽くもないバランス設計です。

ちなみにトライベースレイン6は26.5cmで片足375gでした。

 

トライベースレイン6独自の特徴

クロスフィット用シューズの一般的な特徴については先ほど書きましたが、続いてはトライベースレイン6のアピールポイントについてご紹介します。

 

1. トライベーステクノロジー

踏ん張る時に体重がかかる足底の3点を結んだソール部分のみ固い素材が使用されています。(下画像参照)

これによって地面を押す力を最大化し、激しいトレーニングにも対応できる安定性を生み出す事が出来るように作られています。

 

2. インソール

トライベースレイン6はインソールにも拘っており、 前足部はソフト、かかとは硬いという2つの異なる感触をもたらす、異なる素材とコンパウンドを採用しています。

下写真の白色部分は柔らかく、灰色部分は硬い素材で出来ています。
これがより優れた反発、サポート性、足元の快適性がパフォーマンスに直結しています。

 

また、かかと部分が盛り上がっている事で足を固定してくれて安定性の向上にも繋がっています。

 

3. ソールのつま先が柔らかい

ソールがフラットなのでランニングには不向きかと思いきや、つま先部分で簡単に曲がるようになっており、ランニングでの着地時の衝撃も気になりません。

 

4. 耐久性と通気性に優れたアッパー

アッパーはTPUメッシュにより優れた耐久性と通気性を両立しています。

また、外側は一部ラバーになっており、ロープクライミングでよく靴とロープが擦れる部分の耐摩耗性を向上させています。

下の写真を見ても茶色のソールが横まで広がっており、こちらが耐摩耗性のある素材となっています。

 

ランニングシューズとの違い

ランニングシューズは、主に走る動作に特化しているため、クロスフィットシューズとは次のような違いがあります。

 

1. クッション性

ランニングシューズは、長距離走行の衝撃を吸収するため、柔らかいクッション性が求められます。

一方、クロスフィット用シューズはリフティング動作も行える様に足下の安定性を重視しているためクッション性は控えめになります。

 

2. ソールの形状

ランニングシューズは前後に弧を描いた形状(ロッカーデザイン)が多く、スムーズな足運びをサポートし、前への推進力を出しやすい形状になっています。

一方、クロスフィットでよく行われるリフティングは上への推進力が必要になるので、フラットなソールで踏ん張りやすくなっています。

 

3. 耐久性

ランニングシューズはアスファルトやトラックでの使用を想定しているため、アッパーは耐久性よりも通気性や軽さが求められますが、クロスフィットシューズではロープクライム等も想定した耐久性のある素材で作られている事が多いです。

 

リフティングシューズとの違い

リフティングシューズは、ウェイトリフティング専用に設計されているため、次の点でクロスフィット用シューズと異なります。

 

1. 硬いソールとヒールの高さ

リフティングシューズは、硬いソールと数cm上がったヒールが特徴で、深いスクワットや重いバーベルを持ち上げる際に有利です。

しかし、足下の安定性向上のために靴自体が重たく設計されており、ランニングやジャンプには不向きです。

ちなみに筆者が使用しているリフティングシューズは片足575gとなっていました。

トライベースレイン6とは200gの差がありますね。

 

2. 動きの制限

リフティングシューズは重い重量を安定して持ち上げるために設計されているため、動きの自由度が低いです。

 

まとめ

クロスフィット用シューズは多用途性、安定性、耐久性を兼ね備えた特別なシューズです。

ランニングシューズやリフティングシューズの様に専門性のあるシューズとは異なり、様々な動きに最適化されています。

特定のトレーニングと決まっている訳でなく全身をトレーニングしている方、クロスフィットを始める方、初心者の方はまずこちらのクロスフィット用シューズを1足持っていれば十分だと思います!