クロスフィットのトレーニングやWOD(Workout of the Day)でよく目にする「lb(ポンド)」という表記。
日本では重量を「kg(キログラム)」で表すことが一般的ですが、クロスフィットではlb表記がスタンダードになっています。
この記事では、lbとkgの換算方法や、なぜクロスフィットでlbが使われるのか、そしてWODでよく見る重量をkgに変換する際のポイントについて、わかりやすく解説します。
1. なぜクロスフィットではlb表記なのか?
クロスフィットの発祥はアメリカであるため、アメリカで一般的なポンド(lb)表記がスタンダードになっています。
この後も出てきますが、1lbは約0.4535kgです。
日本では「kg」が主流ですが、クロスフィットのウェブサイトや動画で紹介されるトレーニングメニュー、大会のプログラムも、ほとんどがlb表記です。
そのため、日本のクロスフィットジムやトレーニングプログラムでもlbが標準として扱われることが多くなっています。
2. lbとkgの簡単な換算方法
kgに慣れ親しんでいる日本人にとって、特に最初の頃はlbだと重さのイメージがし辛いと思うので、kgに換算すると分かりやすいですよね。
難しく考える必要はなく、簡単な計算でおおよその重さを把握できます。
▼lbからkgへの換算式
1lb = 約0.45kg
つまり、lbの数値に0.45を掛けるとおおよそのkgがわかります。
▼kgからlbへの換算式
1kg = 約2.2lb
逆に、kgに2.2を掛けるとlbが算出できます。
▽具体例
・100lb × 0.45 = 45kg
・100kg × 2.2 = 220lb
このように、計算は非常にシンプルです。
トレーニングを行う際や、目標重量を設定する時には、おおよその目安としてこれらの数字を頭に入れておくと便利です。
3. WODでよく見るlbをkgに変えてみよう!
WODには様々なエクササイズが含まれており、ダンベルやバーベルを使った種目も多数あります。
そこで代表的なGirls WODで指定される重量をlb表記からkgに換算してみました。
同じメニューでも男女では基準となる重量設定が違うので、◯◯lb/△△lb = 男性用重量/女性用重量と言う意味で記載しています。
例①Isabel(イザベル)
30回スナッチ135lb/95lb
135lb=61kg, 95lb=43kg
例②Fran(フラン)
21回-15回-9回
スラスター95lb/65lb
プルアップ
95lb=43kg, 65lb=29kg
例③Diane(ダイアン)
21回-15回-9回
デッドリフト225lb/155lb
ハンドスタンドプッシュアップ
225lb=102kg, 155lb=70kg
lb表記 | kg換算 |
---|---|
65lb | 29kg |
95lb | 43kg |
135lb | 61kg |
155lb | 70kg |
225lb | 102kg |
初心者の方にとっては非常に重い設定に感じるかもしれませんが、プログラムは全て自分に合わせてスケーリング(負荷の調整)が可能です。
初心者は無理なく自分のレベルに合わせた重量で取り組むことが重要です。
せっかくのフィットネスで怪我をしては本末転倒ですからね。
まとめ
クロスフィットでよく見かける「lb(ポンド)」表記は、アメリカ発祥のトレーニング文化からきたものですが、簡単にkgに換算する方法を理解しておくと、初心者でも戸惑うことなくトレーニングを続けられます。
1lb=0.45kg、1kg=2.2lbというシンプルな換算方法を覚えて、WODで指定された重量が自分にとってどれくらいの重さなのかを把握しながらトレーニングに励みましょう!