クロスフィットでは、全身を鍛える様々なエクササイズが取り入れられていますが、その中でも「ジャンプロープ(縄跳び)」は非常に効果的なアイテムとして人気です。
縄跳びは、心肺機能の向上や足腰の強化に優れているだけでなく、リズム感や瞬発力も鍛えられる万能なツールです。
この記事では、クロスフィットに最適な縄跳びの選び方について詳しく解説し、初心者が失敗しないためのポイントを紹介します。
縄跳びを選ぶ際のポイント
クロスフィットでの縄跳びは、スピードと耐久性が求められるため、子どもの頃に使っていたような一般的な縄跳びとは異なります!
選ぶ際に注目すべきいくつかのポイントを押さえることで、より効果的にトレーニングを行うことができます。
1. 長さの調整ができるものを選ぶ
最も重要なポイントの一つが、ロープの長さです。
自分に合った長さでなければ、正確に跳ぶことが難しくなり、上達が遅れる原因になります。
一般的な目安としては、縄の中心を足で踏み、グリップが胸の高さにくる長さが適切です。
- 短すぎるロープは必要以上に高く跳ばないと引っかかる為ミスが増える原因になります。
- 長すぎるロープはスピードが落ち、余計な腕の力を使う原因になります。
縄跳びは長さ調整が可能な設計になっているものと購入時に長さを選ぶ事が出来るものがあります。
前者であれば使用してみて微調整をする事が出来るので初心者の方にもおすすめです。
自分の適切な長さが分かっていれば、長さを選んで購入できるタイプの方が調整の手間が省けて良いと思います。
2. グリップの素材と形状
次に重要なのがグリップの素材と形状です。
クロスフィットでは主に二重跳びを高回数行うので、握りやすいグリップがトレーニングの効率に大きく影響します。
- 滑りにくい素材で出来ていれば汗をかいても握りやすいです。
- 軽量のアルミニウム製グリップは、耐久性があり長時間の使用に向いています。
- グリップの形状も手にフィットしやすいものを選ぶと、跳びやすさが格段に向上します。
- ベアリングがスムーズに回るかどうかもとても重要です。
クロスフィットでは、ダブルアンダー(二重跳び)やクロスオーバー(あや跳び)など、素早い動きが求められるため、軽くて扱いやすいグリップが特に重要です。
3. ロープの素材
ロープ部分の素材にも違いがあり、それぞれの特徴を理解して選ぶことが大切です。
- ワイヤーロープ:クロスフィットで最も人気のあるタイプです。非常に軽く、素早く回転させることができますが足に当たると非常に痛いので要注意です。
- ビニールロープ:小学生の時に使っていたであろうタイプがこちらです。安価でロープが柔らかいため当たっても痛くありませんが、柔らかいロープは力が適切に伝わらず、耐久性が低いためクロスフィットには向いていません。
- ビーズロープ:ロープの重さを感じやすくビーズが地面に当たる際に音が鳴るので縄跳びが苦手だとリズムが掴めて跳びやすいと言う人もいます。ただワイヤーロープより重い分、回数をこなすと腕が疲れやすいです。
- ヘビーロープ:上級者向けのロープ。あえて重たいロープで作られているのでかなり腕力を求められます。普通の縄跳びで物足りなくなるまでは購入しなくて良いです。
大別すると上記4種類のロープがありますが、これからクロスフィット用に縄跳びを買うという方にはワイヤーロープのものがおすすめです!
今まで違うタイプの縄跳びしかしてこなかった方はワイヤーロープのスムーズな回転に驚くはずです。
しかし、縄跳びが苦手で二重跳びが10回以上連続ではできないと言う方は、まずビーズロープで感覚を養うのもおすすめです。
ビーズが音を立ててくれる事でリズム感を養い、ワイヤーより少し重いロープのおかげで縄を回す感覚を養う事が出来ます。
おすすめのジャンプロープ
クロスフィット用のジャンプロープは様々な種類がありますが、初心者向けにスピードと操作性のバランスが取れたロープを選ぶのがポイントです。
国内でも手軽に買えるいくつかの人気モデルを紹介しますね。
1. DNELmade DR-ATHLETE1.0
DNELmadeはクロスフィット用品の中でジャンプロープとジムナスティックグリップを取り扱っているブランドです。
新しく出来たブランドなので商品展開もこれから増えていくかもしれないですね。
こちらのスピードロープはスリムな持ち手とスムーズなベアリングにより快適な縄跳び動作ができます。
Amazonで販売されており、比較的安価で手に入れることができます。
クロスフィット用の縄跳びで迷ったらとりあえずこれを購入すれば間違いありません。
2. DNELmade DR-PRO
こちらもDNELmadeのジャンプロープとなります。
持ち手のひょうたん型とグリップについているゴムで滑りにくくなるように設計されており、グリップを握りこまなくて良いので腕を脱力しながら動作を行う事が出来ます。
ベアリングのスムーズさも申し分なく、ダブルアンダーの多いクロスフィットに最適です。
先ほどのジャンプロープより機能性を求めた分だけ少し値段が高くなりますが、その価値はあると思います。
3. 日本なわとびアカデミー 大人が飛びやすいなわとび
日本なわとびアカデミーが販売している大人用のワイヤーロープです。
上記2製品よりも安価ですし、スタンダードなワイヤーロープで日本製なので、まずはこれでお試しと言うのもありですね。
公式の楽天ショップから購入できます。
まとめ
クロスフィットにおける縄跳びの選び方は長さ、グリップの素材、ロープの種類、重さなど、いくつかの要素を考慮することが大切になります。
自分の体に合ったロープを選ぶことで、トレーニングの効果を最大限に引き出すことができます。
初心者の方は、まず軽量で調整可能なロープを選び、スピードやテクニックを磨いていくのが理想的です。
自分に合った縄跳びを見つけて、クロスフィットのトレーニングをさらに充実させていきましょう!
番外編
クロスフィットトレーニングの中でも上級者になってくると二重跳びだけでなく、はやぶさ(ダブルアンダークロスオーバー)ができる必要があります。
勿論縄跳びが得意な方はダブルアンダーと同じワイヤーロープでも難なくできるとは思います。
しかし今からはやぶさを練習していくという方には、筆者がはやぶさ練習用に買った縄跳びについてレビューした記事があるのでこちらも併せてご覧ください!
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